会長挨拶

私たち蒲郡商工会議所青年部は、”地域の発展”を掲げ、情熱を胸に活動をしております。

みなさまに喜ばれるような事業を発信し、ともに分かち合い、新たなる挑戦への活力としてまいります。

スローガン

今、愛(AI)を超える

所信

「信用」「信頼」「友情」「絆」のように、大切なものほど目に見えないものが多い。

そして「愛」。

郷土愛 家族愛 YEG

目に見えないものは、時代を超え変わらずに紡がれていく。

 

YEG

私たち青年経済人にとってYEGとはどのような団体でなければならないのでしょうか?YEGは明確な答えを教えてくれる団体でも、得意なことを生かす場でもありません。メンバー一人ひとりが成長し、地域を支える団体でなければならないと考えます。

 

AI

現在AIの進歩によって、手軽に短時間で答えを得ることのできる時代となってきています。AIは私たちの生活を充実させるだけでなく、あらゆる産業にとっても自動化や効率化の役に立ち、企業が抱える課題の解決に貢献し、その利便性はすでに不可欠な存在となっております。

しかし手軽になったが故に思考をAIに依存し、自らで考えることや遠回りして答えに辿り着くことで得られる経験、失敗から学ぶ機会までも失ってしまう時代になりつつあるのではないでしょうか。

 

不安と課題

現代社会は急速に変化しており、新型コロナのパンデミックを経験し物価高の渦中にいる私たちは未来に対する漠然とした不安を感じることがあります。不安は私たちの視野を狭くし、新しい可能性を見逃してしまうことになりかねません。結果をすぐに求めるようになり、目に見えるもの(目先の仕事、課題、お金)で短絡的に判断し本質を見失いがちになります。そのような状態でのYEGの存在はお金と時間の浪費にしか感じることができず、入会や出席への妨げになっている可能性があります。

 

YEGに求められるもの

YEG活動」には私たちが成長するきっかけや気づきが溢れています。単年制による毎年違った組織や担いは社業では得られることのできない経験があり、業種を超えたメンバーとの交流は多様な価値観に触れられることのできる貴重な機会でもあります。これらで得た経験は私たちの感性を磨き、成長する糧となるのです。さらにメンバー同士の感性が共鳴し合うことで、AIでも導き出すことのできない化学反応を起こすことがあります。単会の枠を超えることにより、それはさらに大きな可能性を秘めることにもなるのです。

メンバー同士の化学反応はいつ起きるのか分かりません。今日なのか。1年後なのか。しかし何のきっかけもなく起こることはありません。未来に向けて「今」を大切に「YEG活動」を続けたメンバーに過去の「今」と未来の「今」が繋がり必然的に起きるものだと信じています。

私たちが成長すれば自社も成長します。それは支えてくれている家族や従業員に還元することを意味し、結果的に地域の経済的発展の支えとなり、活性化に繋がって行くことにもなるのです。

 

自身の成長が地域の活性化に繋がるように、一見別々に見えるものが繋がっている。それを繋いでいるものが「愛」なのではないでしょうか。自社や家族や地域への愛は私たちに困難に立ち向かう原動力や、新たな挑戦への勇気を与えてくれます。さらに「愛」は周りの人々に伝播することで大きな共感を生むことにもなるのです。

YEG活動は楽しいことばかりではなく、悩みや試練、そして失敗も含まれます。私たちYEGは利害関係のない人と人との集まりです。だからこそ同じ目的に向かい、同じ時間を共有し、支え合いながら共に成長することで「YEG愛」が生まれると信じています。

一過性の感情ではなく、培われた「愛」は時代を超えて、変わらずに紡がれていくのです。

 

周年への思い

蒲郡YEGは地域に期待され、行政からも頼られる団体へと成長することができました。人口に対し高い入会率を誇り、一般公開例会では毎回、募集人数を大幅に上回る応募があります。また蒲郡まつりときめきサタデーへの参画やシティセールス推進協議会との連携は官民一体のかたちとして引き継がれております。これはまさに時代を先駆け、礎となっていただいた先輩方の「愛」が時代を超え、私たちに紡がれている象徴です。私たちはこの「愛」を行動で示し次世代へ紡いでいく責務があると思います。そして今年度蒲郡YEGは創立45周年を迎えます。この節目を迎えるにあたり、これまでの歩みと先輩方への感謝を伝える場を設け、新たな決意の場としたいと考えています。

 

今こそ

AIを超える人間の可能性で

愛が時代を超えたその先に

私たちの想像を超えた未来がある

 

今、愛(AI)を超える

 

1年間どうぞよろしくお願いいたします。

 

蒲郡商工会議所青年部

令和6年度会長 畑川裕喜